瞳で殺せ

これほどの傲慢を人は「オーラ」と呼ぶ。


オーラ纒いし、恣意的、独善的な魂人よ。
我が敬愛なる同志、主君たちよ。


 瞳で殺せ──。


瞳は語らずともすべてを物語る。
多くを見てきた者は、それだけ映ったものが多いのだ。

例えば、物質的質量、概念的濃度。
それらは、さほど問題ではない。

 重くても軽くても「然」。
 薄くても濃くても「然」。


我が魂の命ずるままに──。

___ spelt by vincent.