「なぁ、いい加減にしてくれないか?」
「え? どうしたの急に…」
「云わなきゃ分からない?」
「わたし、何かしたかしら…」
「困った子だ…」
「ごめんなさい。教えて下さい…」
「ああ、いいか。よく聞けよ?」
「はい…」
「眩しいんだ──」
「え?」
「分からない? 僕は眩しいんだよ」
「えっと。よく分からないのだけれど…」
「そんなにキラキラしてたら眩しいだろ?」
「何のこと?」
「君のことだよ」
「え?」
「いい加減にしてくれよ、ときめくだろ」