vin.spell | the spiritual ruler's monologue tag:spell.vincent.in,2016-02-19://2 2016-11-06T09:54:49Z ここは言の端の集積所 時に移ろい 時に動じる 水面に漂う 木の葉のように 路傍に荒ぶ 芥のように── Movable Type Pro 4.28-ja Stay In The Cracking Wilderness tag:spell.vincent.in,2009://2.1925 2009-05-17T15:16:38Z 2016-11-06T09:54:49Z vincent. Stay In The Cracking Wilderness

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silver steppenwolf - Rainy Gray tag:spell.vincent.in,2008://2.2038 2008-07-22T03:27:45Z 2016-12-11T08:30:49Z 視界いっぱいに拡がった、くすんだ灰色の空から 止め処なく降り注ぐ6月の雨雫 アッシュブリーチされた雲がゆったりと 左から右へと千切れて流れてゆく … vincent. 視界いっぱいに拡がったくすんだ灰色の空から止め処なく降り注ぐ6月の雨雫。

アッシュブリーチされた雲がゆったりと左から右へと千切れて流れてゆく。

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silver steppenwolf - Bloody Howling tag:spell.vincent.in,2007://2.2148 2007-10-01T14:08:29Z 2016-11-18T10:29:37Z 脇腹を抉られた銀狼は非道く衰弱していた。 糧を得るためとは云え、余りにも酷使し過ぎた。 糧を得る戦闘能力の低下──。 あからさまに衰弱が見て取れるが… それでも、休息は赦されない。 闘い続けることこそが彼の定め。 … vincent. silver steppenwolf - Bloody Howling

脇腹を抉られた銀狼は非道く衰弱していた。
糧を得るためとは云え、余りにも酷使した。

糧を得る戦闘能力の低下──。
あからさまに衰弱が見て取れるが…
それでも、休息は赦されない。
闘い続けることこそが彼の定め。

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銀狼、死すべし tag:spell.vincent.in,2007://2.2158 2007-09-10T13:44:42Z 2023-10-28T23:07:34Z 覇気と甲斐のない断酒と禁酒は、 断と禁の意義をまるで成さない。 擦り切れた体躯。 軋む体躯を疎ましく感じながら、 転落の茫然自失を嘲る。  銀狼、死すべし。 真の陶酔に恋い焦がれ、 偽の陶酔に逃避する。 救い難く愚かな銀狼。 やがて、人々… vincent. 覇気と甲斐のない断酒や禁酒は、
断と禁の意義をまるで成さない。

擦り切れた体躯。
軋む体躯を疎ましく感じながら、
転落の茫然自失を嘲る。

 銀狼、死すべし。

真の陶酔に恋い焦がれ、
偽の陶酔に逃避する。

救い難く愚かな銀狼。

やがて、人々の記憶から抹消され、
人知れず、消えてなくなるが良い。

それでも消えない自分がなお哀しい。

人は本当に哀しいと嗤う。
銀狼は哀しくなくても嗤う。

漲る覇気を渇望して、
届かぬ微笑を渇望して、

渇望の渇に呪縛されたまま…

やがて、人々の記憶から抹消され、
人知れず、消えてなくなるが良い。

消えてなくなれ──。

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追憶 - Past, time goes by tag:spell.vincent.in,2007://2.2247 2007-05-16T18:31:00Z 2016-11-24T22:14:57Z 小雨の降り頻る中、 薄暗い舗道を歩く。 警笛の鳴らない踏切を越え、 いつかふたりで歩いた道をひとり往く。 腹ごしらえにコンビニでおにぎりを買う。 慟哭の矛先となった公衆電話を横目で一瞥。 エレベータのボタン押下。 通い慣れた3階の事務所。... vincent. 小雨の降り頻る中、薄暗い舗道を歩く。

警笛の鳴らない踏切を越え、いつかふたりで歩いた道をひとり往く。

腹ごしらえにコンビニでおにぎりを買う。
慟哭の矛先となった公衆電話を横目で一瞥。

エレベータのボタン押下。
通い慣れた3階の事務所。
おにぎりの包みをゴミ箱へ放り、Macの電源を入れる。

5月一杯で居を移す事務所。
セブンスターに火を点け、つらつらとキーボードを叩く。

窓の外から雨音を掻き消すように、エキゾーストノートが耳を掠める。

 独りって切ないなぁ…

心の声が誰も居ない事務所を覆う。


想い出は要らない。
望まなくても積み重なってゆくから。
殊更に、想い出作りに勤しむことはない。


紫煙を燻らし、追憶に想いを馳せる──。

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'xcuse tag:spell.vincent.in,2007://2.2266 2007-04-15T09:45:00Z 2016-11-25T10:57:26Z don't leave me alone. but, leave me alone..... 灼け焦げた魂が──非道く凍えてる。 'xcuse me, while I kiss the sky..... ... vincent. don't leave me alone.

but,

leave me alone.....

灼け焦げた魂が──非道く凍えてる。

'xcuse me, while I kiss the sky.....

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surrender tag:spell.vincent.in,2007://2.2267 2007-03-24T19:03:00Z 2016-11-25T11:15:00Z 銀狼の翼は、 闇にある銀の鼓動を絶やさず、 静寂の中で魂を織り続け、 決して折れることはない。 無条件降伏。 否、 無条件幸福──。 ... vincent. 銀狼の翼は、
闇にある銀の鼓動を絶やさず、
静寂の中で魂を織り続け、
決して折れることはない。


無条件降伏。

否、

無条件幸福──。

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虚を食む tag:spell.vincent.in,2006://2.2294 2006-12-02T04:59:00Z 2016-11-27T13:08:46Z 「銀狼」 眠らない街の下卑た電飾が黒だかりの森の欲望をくすぐる。 雑踏と喧噪──。 固く閉ざされたアスファルトから狂った周波数が伝わる。 真っ赤に錆び付いたナイフの風を満身に浴びながら彷徨う。 ... vincent. 「銀狼」

眠らない街の下卑た電飾が黒だかりの森の欲望をくすぐる。雑踏と喧噪──。固く閉ざされたアスファルトから狂った周波数が伝わる。真っ赤に錆び付いたナイフの風を満身に浴びながら彷徨う。

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The Maverick's Wings tag:spell.vincent.in,2006://2.2306 2006-11-06T15:20:00Z 2016-11-27T15:12:22Z 固く冷たいアスファルトの上を 孤狼の眼光が何かを追い求める ... vincent. 固く冷たいアスファルトの上を
孤狼の眼光が何かを追い求める

途中 幾つかある薄明かりの下で
琥珀色の液体に 喉を灼き 焦す

流れる軽やかなビートに合わせて
紫煙が ゆらゆらと 身を捩じる

痩身な体躯の背中を丸め
生えていない翼のことを
ぼんやりと想い浮かべる

悦楽の狂演を背にしたまま
孤狼の眼光は何かを追い求めている

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Keep silent tag:spell.vincent.in,2006://2.2316 2006-09-26T17:20:00Z 2015-02-17T02:26:38Z 闇の中で銀色の翼を研ぐ。 そして、丁寧に毛繕いを。 喉が裂けるほどの静かなる咆哮を──。 ... vincent. img20040611054140.jpg

闇の中で銀色の翼を研ぐ。
そして、丁寧に毛繕いを。

喉が裂けるほどの静かなる咆哮を──。

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Beginning of Art in Autumn tag:spell.vincent.in,2006://2.2317 2006-09-23T22:05:00Z 2023-10-28T22:47:43Z まだ起き出す前の透明な朝。 肌寒さを感じながら、 アスファルトに靴音を響かせる。 ... vincent. まだ起き出す前の透明な朝。肌寒さを感じながらアスファルトに靴音を響かせる。

水道タンクの塔を仰いで目を細める。途中、保育園を横目で見やる。園児募集の張り紙に口許を緩める。

哲学堂公園の前にあるセブンイレブン。胃の腑に収めるべき某かを幾つか見繕う。

荷物をブラ提げて高い空を仰いだ。さざれた雲が赤紫色の薄化粧を細く纏う。

デジカメを保有していない事を少し悔やみながら、引き締まった大気を肺腑に取り込んだ。

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内面の焔(ほむら) tag:spell.vincent.in,2006://2.2352 2006-07-18T20:20:00Z 2023-10-28T22:45:48Z 早朝、仄暗い事務所に独り。 モニタの中で揺れる、やり切れない欠片に目を細めながら、 役立たずな煙を、いつもより長目に吐き出す。 ... vincent. 早朝、仄暗い事務所に独り。

モニタの中で揺れる、やり切れない欠片に目を細めながら、役立たずな煙を、いつもより長目に吐き出す。

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だから、僕はグラスを傾けるのさ。 tag:spell.vincent.in,2006://2.2353 2006-07-15T14:18:00Z 2023-10-28T22:42:19Z 朧げな記憶の糸を辿って、なけなしの想い出を紡ぐ。 リブレースのように編み上がった想い出を透かしてみれば、 虚ろな欠片が解れた輪郭をたどたどしく縁取る。 ... vincent. 朧げな記憶の糸を辿って、なけなしの想い出を紡ぐ。

リブレースのように編み上がった想い出を透かしてみれば、虚ろな欠片がほつれた輪郭をたどたどしく縁取る。

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サルスベリの葉が夜風にそよいでいた tag:spell.vincent.in,2006://2.2363 2006-06-12T16:42:00Z 2017-01-03T07:45:33Z 大き目のバッグを担いで近所の銭湯へ。 徹夜明けの体躯をひと通り濯い清めると、 バブルジェットの湯船へ身を沈める。 ゆっくりと眼を瞑じ、ほうと吐息を洩らした。 ... vincent. 大き目のバッグを担いで近所の銭湯へ。

徹夜明けの体躯をひと通り濯い清めると、バブルジェットの湯船へ身を沈める。ゆっくりと眼を瞑じ、ほうと吐息を洩らした。

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maverick silent shout tag:spell.vincent.in,2006://2.2391 2006-04-05T20:56:00Z 2016-06-08T23:57:09Z 何故か 胸の辺りが キリキリと 軋む 窓から差し込む朝陽に 眉を顰めながら せめて おやすみの接吻けを── ... vincent. 何故か 胸の辺りが キリキリと 軋む
窓から差し込む朝陽に 眉を顰めながら

せめて おやすみの接吻けを──

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moon whistler tag:spell.vincent.in,2006://2.2399 2006-03-17T15:41:00Z 2016-12-01T23:02:00Z 小滝橋から見上げた空に 蒼白い月が ぽっかりと 少し欠けていて 少し物悲しくて フルムーンには 少し足らなくて 春を待つ寒風が 前髪を掻き乱しながら 淀んだ空気と 濁った頭を 吹き抜ける ... vincent. 小滝橋から見上げた空に
蒼白い月が ぽっかりと

少し欠けていて 少し物悲しくて
フルムーンには 少し足らなくて

春を待つ寒風が 前髪を掻き乱しながら
淀んだ空気と 濁った頭を 吹き抜ける

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silver steppenwolf - Under The Moonlight Shower tag:spell.vincent.in,2006://2.2400 2006-03-09T03:20:00Z 2016-12-01T23:29:13Z 日常をすり抜けた装いをバッグに詰め、 眠りかけた街並のアスファルトに靴音を響かせる。 踏切で足止めを食い、しばらく耳障りな警笛を聞いたあと、 思い出したように附近にある居酒屋の軒をくぐった。 ... vincent. silver steppenwolf - Under The Moonlight Shower

日常をすり抜けた装いをバッグに詰め、眠りかけた街並のアスファルトに靴音を響かせる。踏切で足止めを食い、しばらく耳障りな警笛を聞いたあと、思い出したように附近にある居酒屋の軒をくぐった。

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silver steppenwolf tag:spell.vincent.in,2006://2.2405 2006-02-15T02:48:00Z 2023-10-28T22:54:00Z 「女の行動に理由なんてないの。  男は理由を求めるから恋を失うのよ」 「──ほう」 ... vincent. wolf_02.jpg

「女の行動に理由なんてないの。男は理由を求めるから恋を失うのよ」
「ほう」

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魂のベクトル tag:spell.vincent.in,2004://2.2521 2004-12-09T15:00:00Z 2016-12-07T12:32:27Z 声にならない 悲痛な叫びが 脳裏を駆け巡る 様々なベクトルが交錯し 様々な思惑が飛び交う 精神と肉体の均衡が 激しく振動したとき 今まで培ってきたものが 音を立てて 崩壊する  どこかでブレーキを踏まねば  どこかで軌道修正せねば。。。 ... vincent. cries.jpg

声にならない 悲痛な叫びが
脳裏を 駆け巡る

様々な ベクトルが 交錯し
様々な 思惑が 飛び交う

精神と肉体の均衡が
激しく振動したとき
今まで 培ってきたものが
音を立てて 崩壊する

 どこかで ブレーキを踏まねば
 どこかで 軌道修正せねば


声にならない 悲痛な叫びが
脳裏を 駆け巡る

 その絶叫が 五体を侵す前に
 その絶叫が 五体を蝕む前に


 どこかで ブレーキを踏まねば
 どこかで 軌道修正せねば

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空模様 tag:spell.vincent.in,2004://2.2522 2004-12-08T15:00:00Z 2023-10-28T22:52:15Z 今にも泣き出しそうな空の下 瓦礫の山を眺めながら 無機質に煙草をふかす 環八を駆るクルマを背景に 慌ただしい時間と 気怠しい時間とが 窮屈そうに交錯する ... vincent. 041209_1540_01.jpg

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瞼 閉じれば tag:spell.vincent.in,2004://2.2536 2004-11-05T15:00:00Z 2016-12-08T00:34:52Z vincent. jds_vincent.jpg

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雷雨 - Thunderstorm tag:spell.vincent.in,2004://2.2553 2004-09-03T15:00:00Z 2023-10-28T22:20:41Z vincent. thunderstorm with vincent.

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